リアル店舗における顧客行動分析では、顧客行動データの取得で大きな問題が生じます。POSデータとして残っているのは実際に購入した顧客と商品の情報のみです。顧客行動を分析する上で大きな価値を持つ店内行動情報が欠落するのです。ユーザが商品を手に取るまでどのような導線をたどってそこに至ったのか、どういう経路でレジに向かったのか、どの範囲を移動したのかが把握できれば店内の棚の商品配置を最適化し、より売上を伸ばすことが可能になります。
弊社では店舗が独自で持っていたiPhoneアプリケーションとBeaconソリューションを活用し、ユーザが店舗内でどのような行動をとっていたのかを解析するための行動解析アルゴリズムの開発支援を行いました。これによりロイヤルカスタマーが通常の顧客とは全く異なる動線を描くこと、またロイヤルカスタマーの購買を促進するための商品組み合わせを特定、より顧客にあった店舗設計がでるようになりました。
