近年、農林水産業（1次産業）分野でも人工知能(AI)技術の活用が進んでいます。例えば収量を最大化させるための条件の分析、病気や発育トラブルの原因分析、コンディションコントロールなどに活用できる分析手法があります。

　過去事例として、魚類を養殖で効率よく育成し収量を最大化するために、水質センサー、餌の内容と頻度、その他生育に関わる情報、その時対象がどのように成長したかというデータを集め、これをもとに弊社の技術を活用し生育状況を予測するモデルを構築しシミュレーションを行えるようにしました。これにより成長阻害要因としてこの現場では水質の悪化が最も悪影響をもたらしていたことが判明し、状況を改善することができました。